| 桃太郎はお酒好き♪ 〜日本昔話シリーズ その1〜 |
| 『桃太郎はお酒好き♪』 <キャスティング> 桃太郎 → ゼネテス お爺さん → セルモノー お婆さん → エリス 猿 犬 ・・・ さあ、誰がどれでしょう。私には怖くて決められません(笑)→ レムオン・ネメア・セラ 雉 鬼ヶ島の鬼 → ちゃん(女主人公) 昔々、ロストールというところにお爺さんとお婆さんがいました。 ある日、お婆さんが川で謀略を思案していると、上流から大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきました。 「これは面妖な。ふむ・・・何かに使えるかもしれぬ」 お婆さんは桃を拾うと、王宮に持って帰りました。 お婆さんはお爺さんに桃を見せましたが、 「王妃に任せる・・・」 と、お爺さんはいつもの通り覇気のない顔を見せます。 ため息を吐くと、お婆さんは桃に包丁を入れました。 その途端。 「なにしやがる! 危ねえじゃねえか!」 桃の中から、一人の青年が飛び出てきました。 180cmを超えると思われる長身の青年が桃の中にどうやって入っていたのか。そんな細かいことを気にしてはいけません。 「これは!?」 お婆さんは大変驚きました。しかし、さすがはファーロスの雌狐。転んでもただでは起きません。 色々と考えた末、お婆さんは青年を自分の甥とすることにしました。自分の一人娘と結婚させ、権力の集中化を図ろうとしたのです。 「陛下。この者は桃から生まれたので、桃太郎と名づけましょう。お約束です」 「王妃に任せる・・・」 「おいおい、センスのない名前だなぁ」 しかし彼はお婆さんに弱かったので、渋々ながら桃太郎と名乗ることにしました。 桃太郎は大変剣さばきが上手でした。近所の村にモンスターが現れると飛んで行って倒し、みんなを助けました。 また明るく気さくな人柄なので、彼は多くの人々から慕われました。 ある日、彼の噂を聞きつけた商人が会いに来ました。 「俺はアンティノ・マモンって者だ。実は俺の従業員の娘たちを攫って監禁している奴がいる。鬼のように強い女だ。 だが、あんたなら倒せるだろう。どうだ、退治してくれないか?」 そのアジトは竜王の島、通称『鬼ヶ島』にあるということでした。 「ふぅん、いいぜ」 商人の悪人面が気にはなりましたが、桃太郎はその依頼を引き受けました。『娘たち』という言葉に惹かれたのです。 桃太郎は酒好きであるばかりでなく女好きでもありました。 お婆さんはその話を聞くと、きびだんごを作ろう、と言ってくれました。 「お約束なのでな」 「叔母貴の料理は美味いから嬉しいねぇ。だが、俺は酒まんじゅうの方がいいな」 酒好きの甥らしい言葉にお婆さんは苦笑を浮かべましたが、青年の希望通り酒まんじゅうを作ってあげました。 桃太郎は酒まんじゅうと中身のたっぷり詰まった酒瓶を持って、さっそく鬼(のように強い女)退治の旅に出かけました。 街道をてくてくと歩いている途中、桃太郎は金髪の青年に出会いました。 「よう、レムオン」 「桃太郎か。どこかへ行くのか?」 「鬼ヶ島だよ」 「なに? まさか、エリスの今度の謀略に鬼ヶ島が関わっているのか・・・?」 「そんなわけあるか」 しかし思案にふける青年は桃太郎の言葉を聞いていません。 「よし、俺も行く。これ以上雌狐の好きにはさせん」 「・・・酒まんじゅう、いるかい?」 「雌狐が作ったものなどいらん」 酒まんじゅうをあげなくても、金髪の青年は旅についてきました。 今度は黒鎧を着込んだ青年に出会いました。 「お、ネメア。どうしたんだい、こんな所で?」 「闇の気配を追っている」 「ふぅん、俺たちは鬼ヶ島へ行く途中だ。鬼(のように強い女)がいるっていうんでね」 「ふむ、鬼(のように強い女)か・・・闇の影響かもしれぬ。私も同行しよう」 「そいつは心強い。一つどうだい、大陸一の酒まんじゅう。美味いぜ」 「もらっておこう」 こうして、黒鎧の青年も一緒に旅に出ることになりました。 金髪二人組と共に旅を続ける桃太郎。街道で今度は濃紺色の髪を持つ青年に出会いました。 なぜか青年は地面にうずくまっています。 「どうした、セラ?」 「・・・空腹なだけだ」 なるほど。やはり腹を出しているとカロリー消費も早いのでしょうか。・・・ということは某救世主様や青い死神も? いけません、話が逸れてしまいました。 「貴様はどこかへ行く途中なのか?」 「ああ、ちょっくら鬼ヶ島へね」 「ふん・・・その腰のものは?」 「バイアシオン大陸一の酒まんじゅうだ」 「それをよこせ。俺も一緒に行ってやる」 酒まんじゅうをもらうと、青年はぱくぱくと美味しそうに食べました。 桃太郎のお供はこれで3人になりました。 え? 誰が犬か、誰が猿か、そして誰が雉なのか? ・・・聞かないでください。作者は各青年のファンが怖いのです。 桃太郎たちはリベルダムから船で鬼ヶ島へ向かいました。 到着すると彼らは奥地へどんどん進み、ついに洞窟にたどり着きました。洞窟の中からは若い娘たちの声が聞こえてきます。 「ここか。やっと着いたぜ」 桃太郎はひょいっと中を覗きこみました。目の前に小さな女の子の姿が見えます。 辺りを窺いながら、彼は女の子に声をかけました。 「俺は桃太郎ってもんだ。お前さんたちを助けに来たぜ」 「え〜? ルルアンタ、ここから出たくなんかないよぉ」 「は?」 予想外の言葉に桃太郎たちは驚きました。 洞窟の中を良く見ると立派に生活できる環境であるばかりでなく、多くの娘たちが楽しそうに生活しています。 「こいつは・・・一体どういうことだ?」 首を傾げる桃太郎一行。 その背後から、突然声が聞こえました。 「誰!?」 若い娘の声です。 ゆっくりと振り返った桃太郎の瞳に美しい娘の姿が映りました。ミニスカートのスリットがなんともいい味を出しています。 魅惑の太腿に8つの視線は吸い寄せられました。 穴が空くほど堪能した後、桃太郎は改めて娘の全身を観察しました。 小さな手には剣。隙のない身のこなし。どうも攫われた娘の一人ではないようです。 ははぁ、これが鬼(のように強い女)か・・・。 依頼達成のためには彼女を退治しなければなりません。しかし、もう桃太郎にその気はありませんでした。 突きつけられた剣の切っ先に、桃太郎はおどけたように両手を挙げます。 「おいおい、穏やかじゃないねぇ」 「懲りずにまたこの娘たちをかどわかしに来たのね!? させない! この娘たちは私が守る!」 どうも商人から聞いた話とは状況が異なっているようです。 桃太郎は鬼(のように強い女)に事情を聞いてみようと思いました。 「ちょっくら話を聞かせてくれないか?」 「・・・いいわ」 鬼(のように強い女)は警戒しながらも剣を下ろし、桃太郎たちを洞窟に招き入れました。 「ふぅん。じゃあ、あなたたちはアンティノの手下じゃないのね」 やっと警戒を解いた鬼(のように強い女)は剣を鞘に納めました。 「私は。親御さんに頼まれて、あの娘たちをここに匿ってるの」 鬼(のように強い女)の話によると、あの商人は従業員の娘たちを無理矢理自分のハーレムに入れようとしているということでした。 彼は手下を使って娘たちを連れ出そうとしたのですが、ことごとく鬼(のように強い女)に撃退され、ついに桃太郎に頼ったという訳だったのです。 「これはもう諸悪の根元を叩かなきゃダメね」 「俺も手伝わせてもらう。騙してくれた借りはきっちり返さねえとな」 「アンティノか。雌狐と手を組んでいるという話だな」 「怪物兵器に手を出していると聞いたことがある。兵器開発の際に闇の力を使っているやもしれぬ」 「奴は黄金の聖杯を持っているはずだ。アーギルシャイアもあれを狙っている」 こうして桃太郎+3人のお供+鬼(のように強い女)はリベルダムにある商人の屋敷へ向かうことになりました。 バターンッ! 玄関を思い切り蹴り破る桃太郎。その顔には何故か面をつけています。 「ひとーつ人の世の生き血をすすり、ふたーつ不埒な悪行三昧・・・・・・」 なんと桃○郎侍です! 若い人にはわからないネタです!(笑) 「あんたこそ本当の鬼ってやつだ。覚悟しやがれ!」 「ぐわぁ〜!!」 桃太郎+3人のお供+鬼(のように強い女)から袋叩きにあった悪徳商人。 さすがに懲りたのでしょう。彼は娘たちには今後一切手を出さないことを約束しました。 「これであの娘たちも大丈夫ね。どうもありがとう」 「いいってことよ。で、これからお前さんはどうするつもりだい?」 「んー、まだ決めてないの」 「・・・俺のところに来ないか?」 「え?」 頭をポリポリと掻きながら、桃太郎は顔を赤くしています。 「まあ、その、なんだ・・・よかったら、俺の嫁さんになって欲しいんだが」 突然の求婚に驚いた鬼(のように強い女)でしたが、にっこりと笑って頷きました。 桃太郎は花嫁という宝物をつれてロストールへと帰りました。 自分の娘と桃太郎を結婚させようと考えていたお婆さんは、鬼(のように強い女)との結婚に大反対。 しかし彼女が無限の魂の持ち主だとわかると途端に態度を変えました。利用価値があると考えたのでしょう。 その後、桃太郎は鬼(のように強い女)と結婚して、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。 めでたしめでたし。 |
| Kate様よりいただきました♪ いやぁ、すばらしい!!桃太郎惚れました(笑) 壁紙も桃にしようと思ったんだけど、見つけれなかったので、花の桃(笑) しかし、ちゃん、鬼(のようにつよい女)と呼ばれるのと、竜殺しと呼ばれるの・・ どっちがいいかしら(待て) |