| 闇の真実 |
闇の真実 ここは・・・どこだろう? 真っ暗・・・・・。何も、見えない。 「どうした?」 隣を見ると青い瞳の男がいる。 私の髪を弄びながら顔をのぞき込んだ。 「ううん・・・・なんでもない。」 再び男の胸に顔を埋める。 幾度こうして闇の中で抱かれただろう? あれからどのくらい月日がたったのだろう? 「おかしな奴だな・・・。」 男の指は私の髪を弄ぶのを止めない。 最初からそうだった。 私の髪をいじるのが好きらしい。 「お前の髪は絹のようだな・・・・。」 そういって口づけをする。 それだけで私の体は反応してしまう。 そして男はそれを楽しんでいるようだ。 すべてを凍てつかせるような青い瞳。 何を見ているのか、何を思っているのか私にはわからない。 いや、別にそれはどうでもいい。 ただ・・・こうしていられれば。 一生闇の世界で生きていくことになっても、こうしていたい。 この腕の中で眠らせてほしい、ずっと・・・。 あれは賭だった。 あの日、闇夜の桜の木の下でこの男に抱かれた。 残酷な男の胸の中は不思議と暖かかったのを覚えている。 私が龍神の神子でいられたのは清い体だったからだ。 男を受け入れた体で聖性が保たれるはずがない。 私はそれを黙っていた。 男は知ってか知らずか何も言わず私を抱いた。 そして案の定私は龍神の力を失ったのだ。 一度でいいから抱かれたい。 たとえ龍神の力を失うことになろうとも、私から興味が失われてもかまわなかった。 一瞬の真実がほしかったから・・・。 捨てられると思っていた。 しかし、私の思いとは裏腹に男は私を自分の館に連れ帰った。 龍神の力を失った私に用はないはずなのに・・・。 その日以来、館の奥深くに私は閉じこめられている。 男の術がかけられていて、部屋の扉が開かないからだ。 どれだけの月日がたったのかわからない。 外界とはいっさい閉ざされた空間にいるからだ。 あの夜から男は毎晩のように私を抱く。 私は一度もそれを拒んだことはない。否、拒むことなどできない。 闇の中、私を射抜くように見るあの青い瞳に逆らうことなどできないのだ。 どこまで私は堕ちてゆくのだろう? 深い深い闇の中へ沈んでいく。 そして混沌の中でこの男に抱かれるのだろう・・・・・。 暗闇の中、眠りにおちている少女の傍らで男はつぶやいた。 「お前だけは・・・手放さぬ。」 それは決して少女の耳には届かない言葉。 なぜならそれは闇の中で響く言葉だから・・・・。 <おわり> <後書き> スイマセン。調子に乗って書いてしまいました、アクラム話(汗) えー、ちなみにこの少女はNANさまです(^^) アクラムが好きだというので・・・・。 でもラブラブになんなかった。というよりアクラムでラブラブは 難しいなあ。うーん・・・。いかがでしょう?だめかな?(汗) |
| まこ様からいただきました。 アクラム様・・格好いい〜。 彼ならOK!(何が) 確かにアクラム様でラブラブは難しい!! 次は続き希望します(するな) ありがとうございました! |