東武伊勢崎線 業平橋〜曳舟
業平橋駅踏切(有人&ワイヤー昇降式遮断機)

当ページの初回に江ノ電鎌倉にある通称「チンチン踏切(上條様より)」の痕跡をご紹介したと思うが、こちらは現役バリバリで残っていたのだった。

偶然、今日は午後から浅草あたりを探ってみようと思い、業平橋という駅名に引きつけられて下車したのがラッキーだった。というのも、3/19に半蔵門線の延伸部分である水天宮〜押上間が開通し、相互乗り入れする東武伊勢崎線も曳舟〜押上間が新規開業するためだからだ。これに伴い、業平橋駅の地平ホーム?3・4・5番線と京成押上駅への連絡通路になっているながーい3番線ホームが用途廃止となり閉鎖されてしまうのがまず一つ目。もう一つは、押上開業と同時にダイヤ改正が行われ、ちょうどこれにあわせてこの踏切も自動遮断機化されるというのだ。たまたま、見つけたのが今日3/11。無くなるのが3/19。いやはや何とも・・・。

この踏切、コンクリート製ながら立派な踏切警手詰所もあり、初電から終電まで2名の鉄道職員が開閉に当たっている。遮断ワイヤーの支柱にはこれまた古レールが使用され、これをガイドにして滑車つきのワイヤーが上下する仕組みは昔ながらの形態である。

この踏切で線路と交差している道は水戸街道に通じており、交通量も多いことと、電留線(昔は貨車の入れ換えもあった)が近接していることから、古い有人昇降式踏切の形態が残ったのだろうか。明治35年に業平橋まで開通した当時からあった踏切だとすると(37年から4年間ほど路線廃止を入れても)ずいぶん長い間、行き交う列車の安全を図ってきたことになる。

WEBで検索しても有人踏切はおろか、昇降式踏切も現存しているのは数えるばかりになってしまっているのに、少し驚いてしまった。もちろんこれを見るまで、とっくの昔に首都圏からは消え去っている物だとばかり思っていたのも事実である。

実稼働があと9日しかない。昇降式ワイヤーが動いている間に、もう一度ムービーを持って訪れたいと思っている。


※注意:撮影される方は場所柄、車に気をつけていただきたい。また、線路改良の工事中でもあり、関係者の方々にはくれぐれも迷惑をかけないよう。鉄道ファンとして、無事故で最後の花道を飾ってあげようではないか。
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