第四章 戦争が航路をかえた


  8 ビレウス(ギリシャ)
 ギリシャの土産といえば、ギリシャ彫刻のミニチュアやギリシャ正教の美術品、皮製品などが人気だが、ちょっとお買得品は服や靴などのファッション関係。もちろん観光地の土産物店で売っているものは高い。街を行きかう若者たちをながめていればわかるが、アテネっ子はけっこうオシャレ。ヨーロッパでも、バリヤローマに負けないくらいに流行には敏感。はやりものが登場するのも早い。それでいてバリヤローマに比べると値段がグーつと安い。
 ブティック街として有名なのが、アクロポリスの丘と向かい合うようにしてそびえるリカビトスの丘のふもとにあるコロナキ。少し値段が高くなるけれど、地下鉄の終点のキフィシアも有名なファッションタウン。横浜の本牧のような街並みもグッド。

堂々たるパルテノン神殿


                            









地中海を背にして立つ筆者

                            





ウオッカテスティング

         

      

  9 マルセイユ(フランス)

 紀元前600年ごろ、ギリシャ人がマッサリアという港町を開いた。これがマルセイユの起源である。ガリア遠征にやってきたシーザーによって、マッサリアは徹底的に破壊されたために、古代ギリシャの面影を残すものはほとんどない。ローマ時代になって、港町としての繁栄はアルルに譲ることになるが、中世後半になって船が大型化すると、再びマルセイユの存在がクローズアップされる。そして、発展の一途をたどり、現在ではフランス第一の港町となった。
 また、フランス大革命の時、この街の市民軍が歌った歌「ラ・マルセイエーズ」が、そのまま現在のフランス共和国の国歌となったのは有名。南仏の玄関口マルセイユは、フランス人の生活に欠かせないワイン原料のブドウが、ギリシャ・ローマから初めて伝えられて、文化、経済、歴史でも重要な位置を占める街である。

あのミロのヴィーナス
豪華なベルサイユ宮殿









                   

                              



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このクルーズの内容は、拙著「ノアの方舟世界を巡る」(第三書館)に詳しく掲載していますので、ご高覧頂ければ幸甚に存じます。