不可思議な事

そろそろ帰国の時期が近づいてきた。
上海からの海路帰国便は一週間に一便、5月は25日が最終、
次は6月1日便、外国人居留証の期限が5月31日なので1日オーバーする。
居留の延長をしに公安局に出向いた。
無愛想な係員に、
「在学証明書を持って来い」
と言われ、その足で学校へ。
しかじか理由を話すと、
係りのT先生が直ぐに手書きの証明書にポンと大きな判を押してくれた。
日頃、事務的過ぎるとの悪評判程でもない。

再び公安局へ。
例の係員が一目見て、変な笑みを浮かべ証明書を突っ返す。
改めて証明書を見ると、
「....現在は当校の学生ではありません」
と記してあり、呆気にとられる。
在学証明証とばっかり信じ切っていた。

係員が早口で何やら説明してくれているが意味が解せ無い。
日本語の出来る係員が出て来た、柔らかい感じのする女性だ。。
「あなたは何時出国するの?」
「6月1日です」
例の係員と何か話している。
「たった1日ね、問題ありません」
「本当ですか?」
「問題ありません、もし、心配だったらビザ延長してください。
でも、問題ないヨ、延長費用がもったいないヨ」
例の係員も、
「不要、不要」
と手を左右に振る。

ビザとか外国人居留証とかの知識は全く無い。
半信半疑で学校へ取って返す。
今度は腹の虫が収まらない。
在学証明書を要求したのに、不在学証明書を発行したT先公の気持が判らない。
T先公の上司に掛け合う。
4月1日の入学だから、未だ、学生の籍がある筈だ。
それは兎も角、ビザ延長に必要な在学証明書の発行を依頼したのに、
何故、不在学証明書なのか。
二人の上司先生、
「事情は判りました、済みませんでした。
明日、T先生に話します」
へいへい低頭だ。

翌日、T先公が授業へ入ってきた。
不機嫌な顔をして私に向かい、
「あなたの在学期限は切れてます」
私は席を蹴った。

T先公と私の険悪な関係に気付いた学友が心配する。
事情を説明すると、彼等から、
「そう言えば、あれも、これも...」
色々と不評な話が出て来た、
いづれも単に頑固にいらいしているようだ。

未だもってT先公の真意が判らない。
悪意で不在学証明書を作ったとは思えない。
あらためて学生証を見たが、学習期間は2002.3-2002.5と有る。
しかし、日日までは明確に記されていない。

厳しい事この上ないと聞いていた公安局、
こちらの方が、意外に融通が利く。
しかし、最初に行った時に在学証明を要求した意図は判らない。

おしなべて、中国の事務処理は、変な所がルーズで、
変な所が変に厳しい。

一方、ビザの期限切れの件、やはり不安だ。
「公安では問題ないといってるが...」
何人かに問い合わせると、
「危ない」
「高額の罰金を支払わせられる」
「抑留される」
「公安の言う事は当てにならない」
等々だが、みな推測であり決め手は無い。
どうも、命に関わる事は無いようだ。
冒険してみる気になる。


元々、雲南民族学院は、旅行が目的の日本人留学生にとって、
長期ビザが簡単に取れることで人気があった。
以前は一ヶ月の学費を払うと一年のビザが取れることもあったと聞く。
所が、最近、その辺の事情が判って来た学校側が、
授業料収入に欲づいて?
一ヶ月の学費では一ヶ月のビザしか出ない、長期ビザが欲しければ、
長期の授業料を払へ、が真相らしい。
ちなみに一ヶ月の留学生の学費は大体250$、
中国人の学費に比べべらぼうに高い。

そんなこんなで、次回は学校を変えようと思う。
雲南大學、雲南工業大学、雲南師範大學を覗いてみたが、
費用も、授業内容も、地理的にも差して変わらない。
一番歴史の古い雲南大學が、

 

やはり、雰囲気は抜群だ。

校門を出ると屋台が並ぶ。



芸術的とも言える手捌きに暫く見とれる。

 

 



これが学生達の朝食、昼食でもあり、
摘みながら登校するのだ。

パソコン街も益々、活気付いてきた。
昨年まで余り見掛けなかったノートパソコンがズラリと店頭に並び出した

中古のノートパソコン、IBM38D、と言うのが2400元、約3.5万円、
で売っている、WIN98 が入っている。
どうも日本での盗品?のように思える、新品は1万元以上する。

つづく

 

  

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