キョウ竹寺。
金殿が昆明の東外れに有るのに対しのキョウ竹寺は西外れの街道から
4kほど山を上り詰めた閑静な山の中腹に有る。



 

竹林の風が清々しい。
山門の仁王は日本の仁王と顔付きが違う。

 

 

ここの500羅漢は素晴らしい。
かっての極彩色が微妙に枯れだし、彫刻の繊細さも今迄見たのとは出来が違う。
全て表情が異なるのだが、
人間の喜怒哀楽を更に一つずつ細分化して表現している。
羅漢が動き出す。



一つの仏像の不安げな表情が印象的だ。

黒龍潭、金殿もそうだが、
ここにも元、明時代の梅、柏、茶などの古木が如何にも大事に保存されている。
が余り大事にし過ぎるのか、色を付けたり、コンクリートで補修しているのが戴けない。
閑静な境内でゆっくり腰を下ろしてビールを飲んでいたら突然スコール。
尼寺なのだろうか、尼さんたちが雨の中を右左に走る。 高齢の尼さんが多い。


石林。
ハニ族の娘さんの写真が撮りたくてまた石林へ。
駅への途中で呼び込みに捕まる。
「石林まで幾ら?」
「40元」
40元なら公共バスと変わらない。
「真直ぐ石林へ行きたいのだけど、途中変な所へは止まるのじゃない?」
「ブー(不)、ブー(不)」
で乗り込んだのが、小奇麗なミニバス。 ところが客が集まらなくて仲々出発しない。
イライラしていた相乗りの客はブツブツ言いながら車を降りてしまった。
客の集め直しだ。 結局、
「別の車に乗り換えて下さい」
40元も、石林へ直行の約束も怪しくなったが、たいした事でもないと諦める。
一応、観光バスなのでガイドがいるのだが、そのガイドの声が頗る悪い、
しかも機械的に話すから雑音そのものだ、
この手は日本の何処の観光地に行ってもお目に掛からない。

案の定、宝飾店で途中下車、それも二軒、更に昼食と言う事で食堂に連れ込まれた。
客の一人が怒り出した。
「俺は石林でゆっくりしたいのだ、早く連れていってくれ、弁当も持ってるんだ」
と怒鳴る。
金を返せ、返さないで揉みあいになる。
私も便乗して20元返してもらい、また、別の車を拾う。

今はシーズンオフで石林の客は少ない、ハニ族の娘さんガイド達が彼方此方に屯している。



 

 

 

 

一番賑あっているのが、民族衣裳の貸衣裳屋、

 

写真好きの中国人達が民族衣裳を借りて記念撮影に忙しい。
頂上近くで絵を書いていた老人と暫く話し込む。

 

彼は上海から絵を描きに来たのそうだ。 
定年後に大きなキャンバスを抱えて中国各地を廻っている、
中国でもこのような人を見うけるようになったのだ。

良い写真が仲々撮れない、またまたデジカメの悪口だが、
どうしてもシャッターチャンスを逃す。
それと、やはり美人撮りには望遠が必需品だ。








何の事は無い、帰りも同じバスに乗るはめになる。
又もや薬屋、お茶屋で途中下車。
この手のバスは客を宝石店、薬店、お茶屋に連れ込むのが第一の目的、
一度目はものも試しで我慢出きるが、2度となると虫唾が走る。

まあ何だかだ文句を言いながらも一日ぶらぶら石林でゆったり出来た、
こんなのも一人旅の取柄だ。




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