昆明留学雑記1

まだ二月と言うのに30度を越す暑さバンコクから昆明へ着くと流石に寒い。
中国の西南、タイ、ベトナム、ミャンマーと国境を接する雲南省の首都昆明、
海抜1900m、人口370万、一年中緑で覆われ春城とも言われる昆明、
一昨年の二月には半袖姿も見られたのに、
今年の昆明は異常気候で2、3日前には珍しく雪がちらついたそうだ。 
とは言うもののオーバーコート姿は見られない。
オフシーズンで昆明空港も街もホテルも去年の夏の混雑が嘘のように静だ。
観光都市昆明としては四季を通じて何かイベントが必要になるだろう。



 

 

昆明の少し北の元謀には中国最古の猿人が棲んでいた。 
この元謀原人は北京原人より更に100万年以前といわれる。
また、この辺りはテン(サンズイに真)国と呼ばれ
稲作文化の源流とも言われ日本人のルーツは雲南という説もある。
更に、黄河、揚子江流域とはまた違った高度な青銅文化が古くから発達していた
ことを示す青銅器が続々発掘され、「野蛮な田舎」のイメージが覆されている。
更に興味深いのは、テン国王の金印と呼ばれる「テン王之印」は例の「漢委奴国王」印と形、
大きさが酷似している事である。 
紀元前後に漢帝国を仲介にテン国と日本が同じ傘の下にあった事実は興味深い。

両替して、ヘヤードライヤー買って、風呂に入って、頭洗って、ゆっくりと寝そべる。
いつもの宿だ。

昆明に居座る事にする。
去年下調べしておいた雲南民族学院で入学手続きを済ませる。
1950年代に少数民族の幹部・教師育成の為に設立された学校だ、
学院は所謂カレッジ。
この辺りは雲南大学を始め幾つかの大学が隣り合っている学生街だ。

近くの白人留学生溜まり場でスパゲティを試食、脂っこ過ぎて食べられない。
大型スーパーウオールマットで日本食品を探すが見つからない。
持参した日本米、醤油、味噌、ラーメン、佃煮、振掛け、海苔も乏しい、
これからの食事が思いやられる。
スーパーは超満員、レジに長蛇の列が出来る。 
出口でレシートをチェックされるところを見ると、
まだ大型スーパーが中国人の生活に密着とまで溶け合っていないのかも判らない。 
物珍しさの段階は通り過ぎたようではある。
炊飯器は安いので150元から、電子レンジ500元、冷蔵庫800元、電気コンロ500元。

民族学院の招待所が留学生宿舎、1日6.6$、
ベッドが二つ、丸いテーブルにソファが二つ、トイレ、バス、TV付きだが、
冷蔵庫、自炊設備、電話は無い。





部屋は小さいが壁もシーツも真っ白、トイレ風呂タブも清潔だ。
窓からは一心に勉学に励む女学生が。

学費支払い12週550$、
因みに最短が4週で200$、6週300$、8週400$、半年700$。
時間割
1限(8:00−9:50) 2限(10:10−12:00)
報刊選読 基礎漢語
基礎漢語 漢語会話
報刊選読 听力
基礎漢語  漢語会話
漢語会話 听力

   報刊選読は新聞切り抜きが教科書、听力はリスニングの事だ。 
午後は選択科目で、書道、少数民族舞踊、太極拳がある。

留学生は20数名、その約半分は日本人だ。
最初に簡単な面接と試験、この結果で初級1、初級2、中級、上級の4クラスに分けられる。
私は中級との事だ。


宿舎の前は2車線の大通り、道の両側はコンピュータショップが立ち並ぶ、
昆明のコンピューターショップがこの一角に集中している。 
複写機店、部品屋も多い。店頭のビラ、[DIY]とあるから組立キットのようなものか、
一番安いパソコンキットが4599元
一番高価なのが11980元
プリンターもズラリ並んでいる、エプソンやキャノンなどの標示が有る。

(つづく)




熟年の一人旅(中国編TOP)