タイ・カンボジャ記11

2/22
明日はシアヌークビルともお別れだ。
もしかしたら生涯最後のオーチティルビーチかも・・・

相変わらず、いろんな売り子が左右する。
フッと見るとあの子だ。
声を掛ける。



近寄ってくると、何処かが違う。



でもあの子の面影が漂ってる。
用意して来た写真を手渡す。
「私です」
と言ってるようだが、何処と無く違う。
私も物覚えが悪いのが不取り得の一つだが、
やはり、違う。
彼女が帽子に手を遣った。
「同じ帽子でしょ、my sister」
と言ってる様だ。
確かに、写真の帽子と同じだ。
彼女のお姉さんなんだ。
写真を渡して「よろしく伝えて」と言ったら何回も何回も頷いた。

来る度に顔合わせているあのマンゴ売りの子も腕輪を編む子も今日は顔を見せない。
何時もの盲目の歌手が娘の引導で後を通る。



多分娘さんだろうが、首と首を繋いでいる。
何時も同じ曲だが、一日何回このビーチを往復すのだろうか。
暫く、哀調のある調べが浜辺に漂う。

犬の先導で行く盲目の男と片足の男が行く。
この二人は只縋るだけだ。



今日は、水牛が右から来た。
その写真を撮ろうと女の子が追い掛ける。
砂地をえぐる音が響き聞こえてくる。



何時もその辺でウロウロしている写真師、









初めは商売になるのかと思ったけど、
結構お客が居る。

普段、このビーチの東の端の方には白人は少ないのだが、
2,3日前からこの近くに逗留しているらしいアベックが今日も目の前にいる。



女性のお臍の周りに刺青、幼稚と言うか粗悪と言おうか、
出来の悪い刺青だ、勿体無い。
多分、若気の至りだったのだろう。
立ち振る舞いは如何にも洗練されているのに・・・







今日が最後と思うと腰が重くなる。
日が沈み切るまでオーチティルビーチの夕日をじっくりと堪能する。






























夕日をたっぷり見て思い残す事は無い。