芦ノ湖を歩く

芦ノ湖の西側を歩いた。
昔は薮こぎの道だったと聞いている。
地図を見ると道が記されており、問題無さそうだ。
歩き出すと直ぐ、駒形神社、芦ノ湖村の氏神様だったそうだ。



 

一応の敬意を表して仁義を切って、お賽銭箱に10円を放り込む。
芦ノ湖の東側のコースは富士が眺望に入り人気が高い、のに比して、
西側は地味な風景が続く。それでも、静けさを求める人が居るもんだ、
結構の別荘もどき家並みが並ぶ。



と言っても1kmも進むと、周囲は、鬱蒼と茂るブナ・コナラ・ケヤキの林だ。 





そんな原生林の中に、歩道が綺麗に整備されている。 
行き交う人も殆ど無い。 
この日は、確か、二人連れと4,5人組の二組に行き会っただけだ。
何より嬉しいのは、道の両側に次々に現れる秋の花々だ。
特に水引、水引の群生を久し振りに見た。





カメラのピントが合わないのが悔しい。
やはり、もう一度、ニコンD70? D80?に再挑戦せねばなるまい。
ゆっくり歩いて3時間半の道のり、
何時も東側からしか見ていない芦ノ湖の風景、













これは何という花だろうか。













時折、モーターボ−トが水上スキーを伴ってくる。
未だ初心者なのだろう、視界を横切るのは若い女性のへっぴり腰姿だ。
岸辺伝いに歩いているのだが、時々、岸に寄せる波音が極端に大きく響くところが有る。 
地形の関係で波が集まり易い場所があるらしい。
岸辺に下りてみた。
幽かながら波が有る。







ブナ林の向こうを海賊船も通る。



芦ノ湖の南北は殆ど休む間もなく客船が動いている。
引退した叔父から「今度社外重役になったんで一回やろう」
と電話があったゴルフ場が向こう側に見える。



そう言えば、叔父の葬式に出ただけでその後、お墓参りにも行っていない。
それで考え込んだ。
お墓参りをしなければ義理がすまない方々を何人か残している。
心から謝らなければ成らない方にもまだ謝っていない。

古希になった途端、旅気は怖気が付いた。
この10年間外国行きを欠かさなかったのに、今年はあんぐりと口を空けたままだった。



二時間くらいした頃だろうか、嫌に身体が軽くなった。
少しテンポを速めて軽快に歩く。
ホホ、この調子だとまだ何年か何処かへ旅出来るかな、などとほくそえむ。
だがだが、
その後、15分か20分して、途端に足に来た。
最後の30分は足を引きずって歩く。
よく、マラソン選手の負け戦談で聞いた事が有るが、
同じ様な事が有るもんだ、調子を過信してはならない。

深良水門、



 

昔、この水門を苦労して完成させた事を描いた映画を観たことが有る。
銅像の横の石碑が有る、私財を投げ打った深良水門の立役者の名前があった。
大庭某、私の友人が深良に居るが、彼の苗字は大庭だ。
今度会ったら、聞いてみよう。





おお、萩だ。



箱根薊?



翌朝、二日酔いで彷徨いながら仙石原を歩く。
薄はまだグレー、鼠色だ。
後半月すると真っ白な薄ヶ原に変身する。









 

余り古いお地蔵様では無さそうだが、
お二人の微笑に俗気があるのが気に入った。



ウーン、何もいうこと無し。

毎日、メールを待ってる奴からメールが来ない。
旅立って、もう、5ヶ月になるのに・・・
奴のことだから生きてることは間違いない。

おわり