第三十六番 青龍寺

宇佐大橋を渡り、
青く澄んだ入り江をかすめるように進む。
屋根に特徴のある土佐の民家を抜け、
畑の間を縫って青龍寺にたどり着く。


大師が唐に渡る途中で暴風に遭遇、
その時、不動明王が現れ大師一行を救った。
此処の本尊、波切不動明王はこれに由来する。
船乗り達の海上安全の信仰が篤い。
出羽の大日寺?に有った厳つい波切不動明王を思い出す。

空海が真言密教の奥義を極めたのが長安の青龍寺、
師の恵果の恩に報いるべく建立したのが、此処青龍寺という。
普通の僧、といっても選りすぐられた僧であろうが、
その英才達が密教の奥義を会得するのに20年は掛かるのを、
空海は3ヶ月で成し遂げた。
用意周到な事前準備が有ったに違いないが、
天才としか言いようが無い。

龍の彫刻が重厚だ。



続く
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