桂林

機窓から思い描いていた桂林の風景が飛び込んでくる。



桂林駅の真ん前の新城市酒店、1泊90元を3泊240元。 
TV、電話、タブ付き風呂、冷蔵庫付き、可愛いいながらも気の利いたセット。



パソコン通信仲間の桂林ツアーと明日ここで落ち合う事になっている。
もう、半月以上音信が途絶えているので、当初計画が怪しい。
その引率者が謝夢さんだ、その謝夢さんに電話するが通じない。。

通り掛かりに好物の若鶏の空揚げを見付けて、ついフラフラと立ち寄る。
汚い店だが、ビールが美味しい。  が、早速腹を痛める。 

次々に客引きの男や女が寄って来る、昔の日本でよく言ったポン引きだ。
何人目かに、きちんとした身なりの、顔付きの整った女のポン引き、一寸、からかって見た。
「あんたならいいよ、(あんたさえいれば、他は要らない)(中国語で"只要ニイ可以")」、
女は顔を紅潮させて、しどろもどろに何か言って離れて行った。

食べるものが無い、
重いラーメンポットをリュックに忍ばせてきたのに、コンセントが合わない。
散々探して見つからない。

西洋料理の看板の出ているホテルの料理店に入りスパゲティを注文したら、無い。 
仕方なく、辣無し、油無しのうどんを頼んだら、ウエイトレスが、大声で、
「辣無し、油無し...だってよう..」。
と笑いながら調理場に伝えている。


伏波山公園、柱のような小山を登り切ると桂林の街が一望、一人占だ。









漓江が岩山と街並みで入り組んだ桂林を突っ切っている。 
水と岩山と街並みが不思議と調和している。
川辺の洞窟のようなところに入る。







地下の穴倉から水辺にでると、案山子?と鵜、案山子は多分観光写真用だろう。





早いものだ、6、7年前に或る学会に出席する為に此へ来た時、
やっと抜け出して漓江下りだけはやったが、桂林は殆ど歩いていない。 
その時、船で知り合ったKさんが、
「陽朔で1週間ほど過ごします」
とても羨ましかった。 
今回はその陽朔で2、3日過ごす予定だ。

橋の袂の店、以前李岩が案内してくれたことが有る店だ。
魚が美味い、やっと食事らしい食事に有り付けた。

今日も、あちこちコンセント探したが見つからない。

結局謝夢さんとは連絡が取れなかったので、一行の計画が定かでない。
上海からの便を調べ、皆の着く頃を見計らい、観光大酒店へ着いたものの、
カウンターの応対が曖昧でサッパリ要を得ない。
1時間待って、あと1時間、あと30分で戻ろうとしたら、やっと現れた。
蝙蝠林さん、らめーるさん、ごんたさん、キャロットさん、
えーさん、花より団子さん、凡人さん、シャムさん、
等々懐かしい顔顔、皆元気一杯だ。
皆お腹を空かしているようだ、わき目も振らないで食堂へ直行。
皆さんがモリモリ食べているのを横目で眺める。
そんな光景を見ているだけで、
「来て良かった、待ってて良かった」
と思う。
お互いにボード上で知り合っただけの仲間なのに百年の知己のようになってしまう。
過去に拘わり無く、誰もが対等の成す所以だろう。

何のことは無い、あれだけ探したコンセントはホテルに有った。
ビール二本に振掛けご飯だ。


7時起床、8時皆さんと合流、バスで50分で漓江下りの船着場へ。
以前来た時、観光船は街中から出ていたが今回は街の大分外れからの乗船、370元。

漓江は素晴らしい、どの瞬間も絵になる。
一刻でも見逃したら取り返しのつかない損をするような気がする。












花より団子さんが、わざわざ、タイラオス記のコメントのコピーを持参してくれた。
印度で発掘された遺跡の新聞の切り抜きも。
印度も行ってみたい所の一つだ。
もう少し若ければ飛んで行くのだが..
一昨年、滞在した岳陽の同窓生のWは当時英語教師だったイギリス人のJと恋に落ち、
最近、印度の最北、カラコロム山脈の麓の街で結婚式を挙げた。
今頃、印度の村村を廻っている筈だ。 若い人が羨ましい。

蝙蝠林さん、えーさん達は専ら国際交流だ、相手はベルーギー人の一団。 









蛇の入った酒を売りに来た、一杯30元。
一寸身体が本調子ではないので蝙蝠林さんが試飲するのを横目で眺める、美味しそうだ。



墨絵のような景色が続く。









絵画骨董、船上の売物皆高くて怪しい。
前回、船上で沢山の篆刻を買い込んだが皆粗悪品、碌なものはなかった。 
そうそう、何でも1000円、1000円を思い出した。 
日本人に手頃な値段設定だが、1000円を中国の貨幣価値に換算すると、
学生街で中華緬が20杯以上食べられる。

 





あっという間に陽朔、





船着場に着くと、皆あたふたとバスに急かされる。
花より団子さんは一寸の隙を突いて格好の良い衣服を仕入れた、 良い決断だ。
普通、観光地では、何だか騙されているようで買い渋る、
が、後で買っておけば良かったと思う事がしばしば有る。
感と度胸の勝負みたいなものだ。
お金に換えられない想い出が詰まっている事が有る。
騙されたとしても傷は浅いし、騙された想い出もたまには良いものだ。

ホテルの前までバスで送ってもらい皆とお別れだ。

続く
陽朔


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